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ICD-11のためのIASP慢性疼痛分類と定義(翻訳)

広島大学麻酔科では森脇克行および大下恭子が翻訳を担当し、国際疼痛学会(International Association for the Study of Pain: IASP)のウェブサイトに掲載されている「IASPの慢性疼痛症候群の分類/定義」を和訳いたしました。

またWHOのICD-11 ウェブサイトの該当部分を追加して翻訳いたしました。

さらにIASPが再定義した「痛みの定義」(Pain 161: 1976-1982, 2020. doi: 10.1097/j.pain.0000000000001939)を日本疼痛学会理事会の翻訳を一部引用して追加翻訳しています。

この新しい分類と用語の定義を学ぶことは、臨床医だけでなく、さまざまな職種のヘルスケアプロバイダー、医療行政に携わる人々、そして将来を担う学生にとって重要であるとともに、この翻訳が我が国におけるIASP慢性疼痛分類の理解と普及,ひいては慢性疼痛のより良い治療とケアに資することができることを願っています。